■小川家住宅(おがわけじゅうたく)(主屋、ビン詰場、旧仕込蔵、二階蔵、三階蔵、道具蔵)
本通りに面して建つ主屋は明治中期の建築で、倉吉の伝統的な商家建築をよく示しています。昭和初期には東側に洋館、西側に新座敷が建てられ、時代の変遷を窺(うかが)うことができます。
◆小川家
屋号は中江(恵)屋。三代富三郎は酒造業・綿商売を営み、さらに五代貞四郎は明治18(1885)年に製糸会社を設立。六代貞一は倉吉醤油株式会社を立ち上げるほか、県会議員、貴族院議員を務めるなど実業家・政治家として活躍しました。一方で、学校の設立、茶の湯を嗜(たしな)むなど倉吉の教育および文化の発展に貢献しました。
場所:河原町
問合せ:文化財課
【電話】22-4419
【FAX】22-2303
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