■桑田氏庭園
主屋(おもや)西棟の茶室に接した坪庭と中庭(西庭、東庭)からなります。西庭は客間に、東庭は居間に面して作られ、両者の格の違いが素材に表れています。ともに平庭(ひらにわ)で、緩やかな築山(つきやま)に山の風情を造り、力強い鉢前(はちまえ)・長大な沓脱石(くつぬぎいし)・大ぶりの石灯籠を配置しています。近代和風建築の町家に伴う庭園の好例です。
▼桑田家住宅および醤油(しょうゆ)醸造施設明治9年創業の醤油醸造場で、元々の屋号は山白屋。明治40年、東宮(後の大正天皇)山陰道行啓の際、随行した東郷平八郎の寝所となりました。
場所:東仲町(非公開)
問合せ:文化財課
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