■石造大日如来坐像(せきぞうだいにちにょらいざぞう)
安山岩の一石造(いっせきづくり)で、像高60.1cm。右足を上に足を組んで座り、両手はお腹の前で定印(じょういん)(深い瞑想(めいそう)に入っていることを示す印)を結んでいたと考えられています。腰を絞り、膝幅をゆったりととり、衣紋(えもん)(衣のひだ)の彫りは浅く、ほぼ等間隔に彫られているなど平安時代後期の作風を示します。全国的にも珍しい平安時代の石造大日如来です。
場所:大日寺(桜)
※平安時代の841(承和8)年、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)の創建とも、988(永延2)年、恵心僧都源信(えんしんそうずげんしん)の創建とも伝えられる天台宗の古刹。
問合せ:文化財課
【電話】22-4419
【FAX】22-2303
<この記事についてアンケートにご協力ください。>