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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(1)

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鳥取県倉吉市

■成果が見える仕上げの年へ
倉吉市長 広田一恭

明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、お元気で新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
倉吉市政を担わせていただき4年目の最終年度を迎えることとなりました。全力で倉吉の元気づくり、活気づくりに努め、成果が見える仕上げの年としなければと気合いを入れ直したところです。
喫緊(きっきん)の課題である人口減少対策に本格的に着手し、地域企業の活発な設備投資や事業拡大にも呼応して全ての業種での人材確保を目標に家賃補助や奨学金の返還支援など積極的に施策を展開し、IJU(アイジェーユー)ターンの推進を図ってまいりました。令和6年度上半期(4~9月)の鳥取県内への移住者は1054人で過去最多となり、倉吉市も142人と県内上位となったところです。引き続き若者が住み続けたい、帰って来たいと思えるふるさとづくりを推進してまいります。
さて、本年は活気あふれる元気な倉吉を目指す上で大きな期待を寄せている鳥取県立美術館が3月30日にオープンします。本市としても、美術館西側の駐車場や隣接する集いの森などを整備し、倉吉の象徴的な施設となる県立美術館と連携して、20万人、30万人ともいわれる来訪者に魅力的な倉吉をアピールし、周遊滞在型観光につなげてまいります。そのために、ループバスや、グリーンスローモビリティ(低速電動車)を導入して、美術館来訪者を赤瓦・白壁土蔵群や円形劇場、小川氏庭園など周辺の観光資源などへと導くこととしています。さらには、これら観光施設やアート関連施設を割安で巡る入場券や美術館入場券の半券を活用した各商業施設のちょっとしたサービスなど、おもてなしにも十分配慮して市民の皆さまと一緒に賑(にぎ)わいのある元気なまちづくりを進めてまいります。
また、中心市街地の活性化のみならず、中山間地の課題解決のモデルとなるよう関金地区において、買い物環境の確保や地域公共交通体系の見直しなどにも取り組んでいます。
地元関金地区振興協議会が取り組まれている地域の買い物拠点「関金ストア」への伴走支援や、ますます維持が困難となっているバス路線を見直して予約型乗合タクシーの実証実験に着手しています。いわゆる„ドアツードア"で外出支援を図る乗合タクシーの活用を進め、買い物難民となることを防止するとともに、通院や素晴らしい地域資源である温泉日帰り入浴などを堪能できる取り組みにつながればと考えているところです。
さらには、地方創生の取り組みとして、「ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト」を引き続き進めてまいります。国の交付金を活用して一昨年度から本格的に取り組んでおり、今後の地域を担う人材を育成するとともに地域の魅力発信やデジタル基盤整備を行い、地域に仕事や人の流れをつくり、人口減少対策、地域の活性化につなげていくこととしています。
東洋経済新報社発表の「住みよさランキング2024」では9位と昨年に続いてトップ10を確保している倉吉市ですが、石破茂総理提唱の若い方や女性に選ばれる地方づくりである新しい地方創生2・0ともタイアップして、市民の皆さんとともに活気あふれる元気な倉吉づくりに引き続きしっかり取り組んでまいります。
最後になりますが、今年1年が災害のない健康で実り多い年になりますことを祈念し、年頭のごあいさつとさせていただきます。

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