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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(2)

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鳥取県倉吉市

■新たな誇りとなるように
倉吉市議会議長 福谷直美

明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、旧年中は市議会に対し、ご理解とご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。
「年明け」というと、一年前、令和6年の元日、石川県能登地方を震源とした大地震が発生したことは記憶に新しいところです。
改めて、防災・減災対策の重要性を認識するとともに、市民の皆さまができるだけ早く心安らかな生活に戻ることができるように、公的支援制度や相互扶助の仕組みが行き届くよう関係各所に働きかけることが市議会の大きな役割だと改めて肝に銘じているところです。
市民生活に目を移しますと、深刻な物価高騰が、子育て世代をはじめ多くの方の生活に影響を及ぼしており、その対策は喫緊(きっきん)の課題となっています。
また、加速する人口減少や人手不足、デジタル技術のさらなる普及による社会変容への対応が地方にも求められています。行政と議会、そして市民の皆さまが意見を出し合い、共に歩むことで、倉吉らしい解決の道が見えてくるのではないかと期待しているところです。
一方、今年は、本市にとって、期待で胸が弾む明るい話題があります。
まずは、大相撲。令和6年11月の九州場所で、倉吉にゆかりある大関琴櫻(ことざくら)関が初の幕内優勝を果たしました。令和7年の早々には綱取りも視野に入ってきました。地元出身の伯桜鵬(はくおうほう)関の活躍も期待され、大相撲の本場所がますます楽しみになっています。
そして、私個人としても長年の悲願であった鳥取県立美術館が、いよいよ3月30日にオープンします。これまで市議会では地域の賑わい創出対策特別委員会により、隣接する国指定史跡の大御堂廃寺跡(おおみどうはいじあと)や周辺の道路、飲食物販施設の整備などの調査・研究を行ってきました。
この美術館では、鳥取県ゆかりの優れた美術品に加え、購入の際に話題になったアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」など、広く国内外の優れた作品が展示されると聞いています。
また、美術館は、大御堂廃寺跡に隣接しており、眺望は素晴らしいの一言に尽きます。建物は、吹き抜けや大屋根により非常に開放的で、親しみやすさと品格を併せ持つデザインになっており、たくさんの市民の皆さまが笑顔で集う姿が今から目に浮かぶようです。
誰もが芸術文化に触れることができる「未来を『つくる』美術館」を市民の皆さまと創っていきたいと考えており、倉吉市の新たな誇りとなることを確信しています。
市議会では、今年も第2次議会改革推進特別委員会を中心に、開かれた議会を目指し、インターネットなどを活用して議会の見える化を進めていきます。また、議会報告会などを開催して市民の皆さまのご意見を積極的にお聞きするなどして、議員一人一人が、自身の役割を自覚し、議会機能を不断に見直すことにより、市民の皆さまの福祉の向上に資するよう議会改革に取り組んでまいります。
本年も市議会に対し、さらなるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとりまして幸せで実り多く、飛躍の年となりますことを心より祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。

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