南部町デジタルリーダーとして活動する高校生サークル、新☆青年団8名が、8月28日付けでデジタル庁から「デジタル推進委員」として任命されました。
任命を受けた8名は、町内で毎月開催している「スマホ教室」で町民を対象にスマートフォンの使い方を教えており、昨年度から始まった南部町独自の認定研修を修了し、活動しています。
デジタル庁が任命する「デジタル推進委員」は、デジタル社会の利便性を誰もが享受できる環境をつくっていくため、デジタル機器やサービスに不慣れな人をサポートする取り組みで、昨年度から進められています。
任命を受けた梅原美奈子さんは、「デジタル庁からデジタル推進委員に任命され、とても光栄。スマートフォンの使い方が不慣れな方や、更に踏み込んで応用的なことを学びたい、そういう人たちの手助けをしていきたい」と意気込みを語られました。
里山保全を目的に伐採されたタケノコで、従来は食べられず廃棄されてしまう硬い部分を使った新たな製品が開発されました。ISTF健康食品開発ラボの稲賀すみれ研究員を中心に、緑水園、西伯山菜生産加工組合が共同開発しました。
稲賀研究員は歯科医から「口腔フレイル予防を目的とした栄養補助食品を開発したい」と相談を受け、南部町の特産品「竹するめ」をヒントに試作を重ねました。”噛む力と唾液の分泌”を促す「竹寿(たけす)漬け(硬め)」と「竹酢(たけす)漬け(やや硬め)」の完成に至り、9月6日(水)に陶山町長に報告しました。稲賀研究員は、「美味しく食べてもらい、顎を使うことで健康に繋がる食品が完成した。何度も試作を重ねて大変だったが、多くの方に評価され嬉しい」と喜びを語りました。
この製品は山陰摂食嚥下研究会(世話人:山陰労災病院 水田医師)でも紹介されるなど、美味しく食べながら嚥下機能低下(口腔フレイル)の予防ができる製品として注目されています。
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