南部町の小学生野球チーム「南部ベースボールクラブ」には、現在21名の児童が所属しています。監督としてチームを率いていたのが、赤井さんです。
チームの前監督から声がかかり、3年前にコーチとして関わりはじめました。翌年には監督に就任。しかし赤井さん自身は小学校から中学校までの野球経験だったため、「自分で良いのか」と、大きな不安を覚えたといいます。プレッシャーの中、「子どもたちに野球やチームプレイの楽しさ、仲間の大切さを伝えられたら」という思いで、子どもたちと一緒に学びながら、そして関係者に支えられながら2年間監督を務めました。
チームには小学1年生から入部できるため、幅広い年齢の子どもがいます。年齢も能力も一人ひとり異なるため、指導の難しさを感じていました。子どもたちをよく観察してコミュニケーションをとることで、成長に応じた練習内容や、一人ひとりにあった伝え方をいつも考えていました。こうした日々の練習、試合、ひとつひとつの積み重ねによって、子どもたちの成長が見えることに大きな喜びを感じています。
11月で監督を退任しましたが、今後も指導者としてチームに関わる、赤井さん。「元気な間は指導に関わって、野球の楽しさを伝えていきたい。小学校入学前の小さな子どもたちにも野球に触れてもらえる取り組みができれば」と意気込みを語りました。
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