キラリと輝く方々をご紹介♪ キラリ★なんぶびと Vol.27

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会社員として働いていた野口さんは、平成26年に就農しました。両親が水稲栽培を続けられなくなり、「土地を守らなければ」という気持ちを持ったことや、支援制度が後押しとなりました。現在は白ネギを主力に、サツマイモ、スイカ、メロンなど様々な品種を栽培しています。野口さんの野菜を食べた方からの要望で新しい野菜に挑戦したり、「来年も作ってほしい」という声を受けたりして、栽培の幅が広がっていきました。
スイートコーンもその一つでした。近隣ではあまり栽培されていないため、はじめは上手く作れるか不安もありましたが、その美味しさが評判となり、ふるさと納税の返礼品としても取り扱われるようになりました。
おいしいスイートコーンを求めて県外で購入していた方から、「近くでこんなにおいしいものが食べられるなんて」と言われたこともありました。直売所(えんがーの富有・めぐみの里)や会見郵便局で販売しており、消費者の反応が直接伝わることで、大きなやりがいを感じています。日々変化する消費者の好み、品種・栽培方法に柔軟に対応しながら挑戦をしています。
野口さんは、農業に従事する中で、担い手の減少など農業を取り巻く環境の変化を肌で感じているといいます。「これから先も里地里山の環境を維持できる取組をしていきたい。有機農業にもチャレンジし、持続可能な農業をしていきたい」と意欲を見せました。