■「これからの社会と人権」~自分をカエル・見方をカエル~ 第5回ミカエル・セミナー(11/17)
今回は、大阪市在住Facilitator’s LABO〔えふらぼ〕主宰の栗本敦子さんを講師に迎え「社会のあり方から考える」人権学習をしました。“ふつう”という言葉が使われている日常会話の事例をもとに、“ふつう”について、気になること、ひっかかることはないか、どういう意味や意図で使われているのか話し合いました。そのうえで、多数者と少数者をシーソーの傾きに例え“中立的な立場”はどこなのか、少数者寄りでないと中立にならないのではないかなど、社会の中での自分自身の立ち位置について考えました。
◇参加者の感想から(抜粋)
回答用紙回収:53名
・私はどこか「差別をすることはないだろう、したくない」と思っていましたが、「ふつう」という言葉について考えていった際に、いつのまにかしている側に立つということもある、あったかもしれないと改めて感じました。包摂(インクルージョン)を大切にしていきたいです。(20代)
・知ることで変化させることが大切だと思った。
日常の“ふつう”を考えてみると発見があると感じた。(30代)
・参加型のセミナーは初めて参加しました。「知らないうちに誰かを傷付けている。だから勉強しなければいけない!!」ということを実感しました。(40代)
・「差別はある」という言葉が印象的でした。その上で、中立の立場をとるのではなく、一歩踏み出した行動が“差別をなくすために必要”だということがわかりました。(40代)
・堅苦しくない内容ながら、無意識の中にある危険性について深く考えられる内容でした。
とても良かったです。(50代)
・“ふつう”という日常的に使っている言葉が、他人を傷つけているかもしれないということに気づき、自分自身がもしかしたら“ふつう”ではないかもと感じた。(60代)
・自分のマジョリティの立ち位置を知っておくということ、考えさせられました。(70代)
・ふつう=多数、平均、正しい常識と無意識に思っていた。ただし結果として差別の問題は感じる。
「見方をカエル・自分をカエル」を理解していきたいと思います。(80代)
■お知らせ
○南部町人権・同和教育研究集会
日時:2月3日(土)午後1時
会場:富有まんてんホール
内容:人権ぬりえ・ポスター・標語の表彰、部会活動報告、記念講演
■親子料理レシピ「いっしょにつくろう!」
1月の料理は、「さつまいもとベーコンのサラダ」「小松菜ときのこのバターしょうゆ炒め」の2品です。親子や家族で楽しいひと時をお過ごしください。
問い合わせ先:教育委員会事務局人権・社会教育課
【電話】64-3782
<この記事についてアンケートにご協力ください。>