■映画ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~上映
今回のミカエル・セミナーは、9月のアルツハイマー月間にあわせて、アルツハイマーを患った母を98歳の父が懸命に介護する日々を一人娘が撮りためた実録の映画「ぼけますから、よろしくおねがいします。~おかえりお母さん~」を上映しました。
認知症とともに生きることの大切さや家族の苦労に共感する一方で、こんな風に生きられたらと憧れをいだかせてくれるような夫婦の姿に、笑いあり、涙ありの物語です。参加者は、自分自身や家族のあり方を振り返りながら、一人一人の幸せな生き方について考えながら視聴しました。また、老老介護、認知症、看取りなどの高齢化社会のリアルな問題をありのままに可視化することで、人間の尊厳や人権についてより深く考える機会となりました。
○参加者の感想より…アンケート回収137名
・誰もがいつかは、年をとり、死ぬ。死ぬ最期のときまで、そばで手を握ってくれる家族がいるなんて、この文子さんは幸せだっただろうなと思いました。しんどい中で毎日買い物に行き、家事をする高齢者や、体の不自由な人も、もっと生きやすい社会になればいいのにと思いました。(20代)
・お父さんの深い愛に感動しました。将来、親や自分がアルツハイマーになったときどうするか、今からしっかり考えておきたいです。(30代)
・今度、母の面会に行こうと思いました。最近、行けていないから…もう僕のことは覚えてないのですけれど。(40代)
・映画としても、人権学習としてもすごく良い時間となりました。(50代)
・誰かのために生きる、自分のために生きる、共に生きる、「幸せに生きる権利」すべての人にあることを実感しました。(60代)
・人間として生きる原点を教えていただきました。(70代)
・来て良かった。(80代)
■新しい委員を紹介します
文化財保護審議会は、南部町内の文化財の保存及び活用に関する事項を調査審議するため、教育委員会に設置されています。
委員の皆さまには、個々の知見を十分に生かし、文化財をより身近なものとできるよう、ご意見をいただきます。2年間よろしくお願いします。
また、南部町発足以来、当委員として尽力くださった門脇威さん、加藤哲英さんが退任されました。長きにわたってご指導くださり、誠にありがとうございました。
○文化財保護審議会委員
任期:令和6年10月~令和8年9月
※詳しくは本紙をご覧ください。
教育委員会事務局 人権・社会教育課
【電話】64-3782
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