■冬の入浴事故にご注意を!
寒さが一段と厳しくなってきました。こうした、寒い日に入るお風呂は体も温まっていいですよね。しかし、寒い季節の入浴には「ヒートショック」のほかに、「浴室内熱中症」といった危険があることが明らかになってきました。
○浴室内熱中症とは
高温の湯船に長時間浸かるなど、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなります。体内に熱がこもり熱中症となって意識が低下し、湯船から自力で出られなくなります。
近年の調査では、入浴事故の大半が熱中症であることが分かってきました。
高温での長風呂→熱中症となり溺水
低血圧・高体温さらには意識障害を生じる⇒自力で上がれない
○ヒートショックとは
大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることを「ヒートショック」と呼びます。特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要です。
○冬場・高齢者は要注意!
令和5年浴室・脱衣所等で発生した救急事案件数(545件)
脱衣所や浴室で発生した救急搬送件数は12月~3月に多発しています。また、発生した救急事案のうち、65歳以上の方が占める割合は79%です。
「冬場」・「65歳以上の方」は特に注意が必要です。
○入浴中の事故を防ぐポイント
(1)入浴前に脱衣所と浴室を暖めておく
(2)体温上昇を抑える入浴をする
・お湯は41度以下にする
・入浴時間は10分以内を目安にする
・半身浴にする
・浴室の換気をする
(3)浴槽から出る時はゆっくり立ち上がる
(4)食事直後・飲酒後・医薬品服用後の入浴は控える
(5)声掛け入浴をする
・意識障害の早期発見のため、同居する家族がいる場合は、ひと声かけてから入浴する
(6)浴室内に手すりを設置する
安全に入浴するために、【冬の入浴事故】の予防を心がけましょう!
参考:鳥取県ホームページ「入浴中の事故を防ぎましょう!」
問合せ:健康福祉課
【電話】66-5524
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