町長室から No.89

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■努力は天才を超える
三連休初日の11月2日、台風21号から変わった低気圧によって南部町では深夜から雨脚が強くなり季節外れの大雨となりました。この日は午後から町制20周年の式典が予定されていましたが、最悪の事態を想定し式典の中止を決定したところです。特に町政各般にわたって、陰に日向にお支えいただいた皆さんへの表彰式と町内の園児・児童と障がい者福祉施設祥福園の皆さんが、「私の好きな南部町」をテーマに書いてくれた絵をデザイナーがアレンジして仕上げるバディアートは式典の目玉だっただけに残念でした。表彰式は11月24日に日を改め執り行ったところです。バディアートをぜひ町民の皆様に見て知っていただきたいという職員の思いから、町内公共交通バクシーとして新年導入する小型電気自動車2台にこの絵をラッピングする予定です。ぜひバクシーを利用しながら子どもたちの絵も楽しんでいただきたいと思います。
式典第2部では柔道家の阿部一二三さんにお話をいただく予定で、これは無事行うことができました。式典外で、文化祭を開催中の法勝寺中学校と南部中学校にサプライズゲストとして登場いただき、大盛り上がりだったとお聞きしました。悪天候から予定を繰り上げて、多忙な中を前日最終便で米子入りしていただいたと当日お聞きし感謝したところです。「努力は天才を超える」「絶対に無駄な努力はない」これは阿部さんの信条で、子どもの時から自らに言い聞かせてきたのだそうです。辛いこと、しんどいことは沢山あるが、好きな道を懸命にやり続けることが大切。努力は裏切らないと僕は思っている。このオリンピック二連覇、阿部一二三さんの言葉と想いが南部町の次世代を担う子どもたちに伝わってくれればと願った一日でした。
なお、警備の都合上入場制限を求められており、広く町民の皆さんに参加をいただけなかったことをお詫びいたします。
南部町長　陶山清孝