南部中学校2年の岡村さんは、空手で世界一を目指しています。
5歳の頃、「スポーツを通して礼儀を身につけてほしい」という家族の思いをきっかけに道場に通い始めました。週に4、5回は米子市の道場に通って稽古に励み、道場に行かない日もランニングなどをして鍛錬を積んでいます。
全国大会での優勝経験もある岡村さんは「試合で優勝したときは本当に嬉しい」と、空手の魅力を語ります。しかしどんなに練習で出来ていても試合では上手くいかない事も多く、武道の難しさを日々感じています。
昨年11月には、カザフスタンで開かれた世界大会に出場し、12〜13歳、55kg未満の部で見事準優勝を果たしました。決勝ではロシア人選手と対戦。同じ階級ではあるものの、外国人選手との体格の差や、力強さを痛感します。昔から目標としていた世界大会で表彰台に立つことができた喜びを感じながらも、優勝を逃した悔しさが大きかったといい、今後は体格の違う選手とどう戦っていくか課題が見えたと振り返ります。
「この悔しい経験を次につなげていきたい。皆に憧れられる選手になって、2025年に日本で開催される世界大会でリベンジしたい」と目標を語ってくれました。南部町から世界に羽ばたく岡村さん。今後も一層の活躍が期待されます。
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