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町長室から No.80

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鳥取県南部町

■2月22日は何の日?
2月22日(ニャンニャンニャン)は猫の日だそうです。猫が日本に来たのは、「中国から仏教が伝えられた際、経典をネズミから守るために船に一緒に乗せてきた」というのが通説でした。しかし、長崎県壱岐市のカラカミ遺跡でイエネコの物とされる骨が発掘され、およそ2100年前、弥生時代後期から、穀物をネズミから守るための猫が存在していたという説が今では有力なようです。平安時代になると、猫は愛玩動物として扱われるようになりますが数は少なく、高貴な身分の人のみに許された楽しみだったようです。NHKの大河ドラマ「光る君へ」でも、黒木華さん演じる源倫子(みなもとのともこ)の愛猫「小麻呂」が出ていましたね。
日本で飼われている猫は飼い犬よりも約3割多く、この10年で飼育頭数が逆転したそうです。自立性が高い猫は単身世帯にも飼いやすいことが理由だといわれています。高齢化が進む地域社会の中で、飼い主がいなくなった猫の問題も深刻になってきました。
令和2年6月、動物愛護法が改正され、安易な殺処分に繋がることを防ぐため保健所で収容する犬、猫について一定の条件以外は引き取らないこととなりました。南部町でも所有者不明の猫による地域の環境問題の発生を防ぐために、所有者のいない猫の不妊去勢手術に補助をしています。譲渡ボランティアの皆さんによる積極的な譲渡活動などの努力もあって、鳥取県内保健所の猫の引き取り数は令和4年度229頭(処分57頭)と10年前の5分の1以下になりました。今春にはボランティア団体による指定管理で「鳥取県西部犬猫センター」が米子市皆生に開所予定です。
将来、飼い主のいない猫を無くし、処分される猫がいない社会になって欲しいものです。ちなみに犬の日は1月11日(ワンワンワン)だそうです。
南部町長 陶山 清孝

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