ズボンのベルト穴。私にとって真ん中がベストポジションです。しかし、桜が咲く時期を迎えたのに暴飲暴食運動不足がたたり、ベストポジションに黄色信号がともっています。
さて、雑誌スポーツメディスンに、持久走は人類の進化の上で重要な役割を担っているという記事が載っていました。それによると、ほとんどの哺乳動物は、人間よりも短距離を走るのは速い。しかし、長距離になると、人間はどんな動物でも負かすことができる。なぜなら、体が毛におおわれず、多数の汗腺から汗をかいて身体を冷やしているので、他の動物では熱が身体に籠もってしまう長距離を走っても、身体を冷却し続けられる。暑い日だったら、42.195kmのフルマラソンであれば、人間は馬よりも速く走ることができるのではないかと、この記事の中で2人の科学者が述べています。他にも人間特有の能力として、石やボールを投げることも挙げられます。今年はオリンピックイヤー。超人的なオリンピアンの身体能力と限界に挑戦する姿にくぎ付けになることでしょう。
ところで、コロナ禍も一段落し、誘われるままに参加する歓送迎会。私の身体は筋力は低下し腹回りは大きくなる一方です。人類の進化の過程で獲得した持久力を退化させないためにも、春4月を契機に、ウォーキングや自転車などの有酸素運動を暮らしに取り入れ、食べ過ぎ飲み過ぎ、そしてベルトの穴にも気を付けたいと思います。
南部町長 陶山清孝
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