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キラリと輝く方々をご紹介♪ キラリ★なんぶびと Vol.37

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鳥取県南部町

「とにかくお茶が好き」と語る原さんは、働き始めたばかりの18歳の頃、会社の先輩に誘われて茶道を習い始めました。子どもの頃から家では抹茶をふるまうことが多く、親しみもありましたが、学べば学ぶほど茶道の世界の奥深さに魅了されていきました。
青年年代の頃は流派の青年部に所属し、慈善活動に取り組むなど、お茶を通じて様々なことを経験しました。茶道によって今の自分自身が養われたと振り返ります。
価値観が多様化する現代にあっても、茶道には「人のために」という、大切にされている精神性があります。何かに困ったとき、いつしか「茶道ならどうするか」と考えることが自身の物差しになっていました。
公民館では、子ども茶道教室を始めて30年以上が経ちます。月に2回の教室で、今年度は4名の生徒でスタートしました。少子化や習い事の多様化で生徒の数は年々減ってきていますが、原さんは「教室で学んだ所作や精神が子どもたちの将来に役立って欲しい」と願います。
お茶の文化を将来に繋ぐため、公民館だけでなく保育園や学校、自宅でも教室を開催しています。こうした活動は、一人でもお茶を知っている子を増やしたいと、種をまく気持ちで続けてきました。これからも、一日でも長くお茶を続けたいと熱い思いを抱いています。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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