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町長室から No.85

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鳥取県南部町

■地震から命を守る
昭和56年(1981年)5月31日以前に建てられた住宅は「旧耐震基準」と呼ばれ、これまでも大きな地震のたびに倒壊し多くの命が奪われてきました。南部町の耐震化率は69%で、約3割の1700棟の建物が耐震性に問題があるといわれています。
本年1月の能登半島地震では、8万棟以上の住宅で被害が確認されました。私たちの地域と同じ雪国、そして山間部。昔ながらの家屋は建物も大きく、その一階部分が揺れに耐えられずに押し潰された光景は私にとっても衝撃で、よそ事、他人ごとではありませんでした。
住宅の耐震改修には、方法によっては多額の費用がかかりますが、簡易耐震補強といった比較的安価な改修方法も現在開発されています。これは建物が倒壊し、人が下敷きになる最悪の被害を受けないことに主眼を置いた改修方法です。また、よく使う部屋だけを倒壊から守る工法もありますので、不安な方はぜひ役場総務課防災担当にご相談ください。南部町では最大120万円の耐震改修補助など、様々な耐震改修メニューを用意していますのでお気軽にご相談ください。
地震はいつ起こるかわかりません。建物と同様に、タンスやテレビなどの重量物も地震では凶器になります。しっかり器具で固定し、地震動で飛ばないようにしましょう。
地震を想定した南部町防災訓練を、今年は11月17日(日)に行う予定です。一人でも多くの皆様に参加をいただき、地震への備えを確認しましょう。

南部町長 陶山清孝

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