■夢の舞台で魅せた、熱い力漕!!
南部町出身の古田直輝選手(NTT東日本)が、パリオリンピックのローイング男子軽量級ダブルスカルに出場しました。ペアの宮浦真之選手と共に28日の予選、29日の敗者復活戦、31日の順位決定戦の3レースに挑みました。
結果は14位とメダル獲得はかないませんでしたが、古田選手・宮浦選手は最後まであきらめず全力を出し切る「ローアウトスピリッツ」を、オリンピックの舞台で魅せてくれました。
■古田選手応援視聴会inキナルなんぶ
鳥取県ローイング協会、鳥取県、南部町が共催で、応援視聴会を開催しました。3日間で述べ約200名が集まり、「直輝」と書かれたタオルを掲げて、ふるさと南部町から熱い声援を送りました。
初日のレース前には、陶山町長が「戦っている古田選手に届くよう、皆さんも一緒にパリにいる気持ちで、力いっぱい応援しましょう」と参加者に呼びかけました。スタートに合わせて「直輝コール」が響き渡り、途中苦しい展開になっても、会場からは「頑張れ!」と大きな声援が掛けられました。
すべてのレースを見届けた米子工業高校時代の恩師・梶谷正志先生は、順位決定戦後に「結果は14位だが、まずオリンピック出場がすごいこと。(予選・敗者復活戦は)中盤で差がつきラストスパートが発揮できなかったが、最後は良いレースができていた」と話し、オリンピックを戦い抜いた古田選手へ「ごくろうさま、また一緒にやりましょう」と労いの言葉を贈りました。
■ふるさと南部町からの声援に感謝
パリでの戦いを終えた古田選手が、8月9日(金)に役場法勝寺庁舎を訪れ、結果を報告しました。町から花束とオリジナルの「なんぶメダル」を贈り、感謝・感動・感激の気持ちを伝えました。
古田選手から町へ、開会式で着用した式典用の服一式が寄贈されました。
◇オリンピックを振り返って
大会成績は14位で、自分たちが目標としていたところからは大きく離れましたが、もう一つ目標としていたすべて出し切る”という事を最後のレースでしっかり体現できたので、自信と満足感を持って終えることができました。成績はとても悔しいの一言で、まだまだ強くならないといけないと感じました。
今後オリンピックや世界選手権に挑戦する後輩の選手たちには僕たちを超えて、世界で戦っていってほしいと思います。
◇式典で着用した服の寄贈について
この服は今回のオリンピックでしかもらえない特別な服なので、自分だけのものにしておくのではなく、共有したいと思いました。
この服を見ることで、南部町のアスリート達が、「オリンピックに出たい」「メダルをかけて勝負したい」という気持ちになってくれればと思います。次の大会は4年後なので、南部町からオリンピック選手が増えると嬉しいです。
◇南部町の後輩たちへ
今回はたくさんの応援や寄せ書き、ありがとうございました。とても勇気になりましたし、がんばれる一つの要因にもなりました。
今回は僕がオリンピックに出場しましたが、みなさんもまだまだ出場のチャンスがあります。4年後のロサンゼルス、その先もあります。南部町のアスリートが増えてほしいので、オリンピック出場を狙って、これからも部活動やクラブチームの活動を頑張ってください。
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