料理中のコンロの火が袖口に燃え移ったり、仏壇のろうそくの火から引火したり、何かの火が着ている衣類に着火する事故により、毎年約100人もの人が亡くなっており、そのうちの8割以上が65歳以上の高齢者です。(消費者庁ウェブサイト)
寒い季節は火を扱う機会が増え、空気も乾燥して火災が発生しやすい状況です。以下のことに注意して着衣着火事故を防ぎましょう。
◆アドバイス
・コンロの周りは整理して、調味料はコンロの奥に置かないようにしましょう。
・調理の際にはマフラーやストールを外し、着火しにくい防炎エプロンやアームカバーをつけましょう。
・鍋ややかんなどを火にかける際は、炎が鍋底からはみ出さないように火力を調節しましょう。
・パイル地や表面を起毛した素材の洋服を着ているときは、炎に近づかないようにしましょう。わずかな炎が接触しても、表面フラッシュが発生して一瞬のうちに炎が走り、パニックになる危険性があります。
・万が一、パイル衣に火がついてしまった場合は「すぐに脱ぐ・たたく・水をかける」など落ち着いて消火を行いましょう。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>