阿部一二三選手インタビューダイアログ「努力は天才を超える」

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東京2020オリンピック、パリ2024オリンピックの柔道男子66キロ級で2大会連続となる金メダルを獲得した阿部一二三選手(パーク24所属)が、11月2日に南部町を訪れました。
講演に先立ち、法勝寺中学校と南部中学校の文化祭にサプライズゲストとして登場しました。生徒からは驚きの声と大歓声が上がりました。
農業者トレーニングセンターでは、町内の小学5・6年生が参加しインタビュー形式での講演を行ったほか、開星高校(島根県)柔道部員を相手にオリンピック決勝で決めた「袖釣込腰(そでつりこみごし)」等の投げ技を披露しました。

■中学生へサプライズ
突然の登場に大いに盛り上がった中学校サプライズ訪問では、阿部選手が生徒からの質問に答えました。
大会で意識していることを聞かれると「自分が一番強いと思って、誰にも負けない気持ちで頑張っている」と回答。また受験目前の生徒には「自分がやってきたことを信じて。やってきたことは裏切らないし、失敗に終わっても無駄にはならない。受かるように祈っています」と応援メッセージを贈りました。
最後には、「皆さんには青春してほしい。今を全力で楽しんで」と話し、短い時間ながらも大きな背中を魅せてくれました。

■小学生へ講演
阿部選手は「小さな頃から強かったわけでも才能があったわけでもない。努力を積み重ねて今がある」と話し、自分を信じて頑張ることの大切さを伝えました。
また、各小学校を代表して3名の児童が阿部選手へ質問をしました。練習で辛い時の気持ちの切り替え方という質問には、「目標や夢があるから頑張れる。小さい目標で良いから自分で決めて、それに向かって頑張って」と語りかけました。
お礼に「木メダル」を渡した永江仁大さんは「気迫がすごかった。野球をしているので、僕も努力をしてすごい選手になりたい」と目を輝かせていました。