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2025(令和7)年 新年のご挨拶

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鳥取県南部町

■南部町長 陶山清孝
新年あけましておめでとうございます。
昨年10月には無投票当選で3期目の任期をいただきました。町政に対する過去8年間の評価、次の4年間に対する叱咤激励と受け止め、安全安心な暮らしやすい南部町にむけて精進していく所存です。
わたくしは3期目にあたって、「くらし・教育・環境・活力に挑戦」を訴えてまいりました。まず1点目には暮らしを守る取り組みを行います。物価高騰対策では、石破内閣の経済対策にスピード感を持って対応し、町民の暮らしを支えていかなければなりません。防災対策では昨年の能登半島地震そして能登半島豪雨、災害列島日本に暮らすための危機管理に改めて取り組みなおさなければなりません。具体的には、住宅の耐震改修に対する補助金制度を整え地震への備えを強化いたします。また、医療や買い物を支える公共交通をさらに便利にする必要もあります。小型電気自動車を本年導入することで狭い道にも適応できる小回りの利いた公共交通「バクシー」を目指していきます。
2点目には教育です。人口減少の中で教育は未来への投資です。子どもたちのすこやかな育ちと高校生サークルや新青年団など地域の発展に寄与する次世代人材の育成を進めます。また令和8年秋を目途に、安全な保育環境のためにつくし保育園とさくら保育園を統合した新保育園の開園を目指します。運営に当たっては、これまで10年間にわたって指定管理者として保育園の管理運営を担っていただいた社会福祉法人伯耆の国から公私連携協定に向けた申請をいただいていますので、今後議会の同意をいただき統合保育の開園への準備を進めていきます。
3点目に、先人から引き継いできた南部町の里地里山環境は次世代に引き継いでいく貴重な財産です。脱炭素のまちづくりを進めるとともに、子どもから高齢者、男女、障がいのある方々それぞれが寛容で支えあう共生のまちを推進します。特に脱炭素では、暮らしに密着した冬暖かく夏過ごしやすい断熱改修などを総合的に支援する窓口を整備いたします。
そして4点目に、まちの活力の源は産業です。フルーツロード構想を推進し、農林産物の販路拡大とブランド化を進めてまいります。果樹のカメムシ被害は深刻で県と連携しながら防除ネット等の支援を行います。また、地元企業商店の成長支援と若者のスタートアップを応援することで定住促進を図らねばなりません。地方創生は産業界、官公庁、高専大学などの学術界・労働界・金融界・マスコミ界の連携が不可欠だといわれています。これに併せて地域再生推進法人である、なんぶ里山デザイン機構、青年海外協力協会(JOCA)、スポnetなんぶと連携し、持続可能な地域社会づくりも進めてまいります。
一つひとつの課題に向き合い、その課題を希望に変えることが政治の責任です。加速する人口減少社会にあって難しい社会環境に置かれていますが、わたしは「つなぐ、変える、挑戦する」を政治理念に、子どもたちや若者に希望ある未来をつなぐために全力で町政のリーダーシップをとってまいります。
本年もどうかよろしくお願いいたします。

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