専門学校を卒業後、米子市内でケーキの製造に携わっていた吉田さん。若いうちに修行したいと、兵庫県の結婚式場でパティシエとして経験を積みました。結婚・出産を経て南部町へ移住しますが、「子育てが落ち着いたら、いずれはお店を開きたい」という思いがあったといいます。
町内にケーキ屋がないことや、保護者同士の関わりの中で”子どもの誕生日を大切にされている〞と感じたことから、南部町での開業を決意。昨年12月、自宅敷地内に「ケーキ屋ふるーる」をオープンしました。フルールとは、フランス語で花を意味する言葉です。吉田さんの子ども達の名前がひらがな表記で花に由来すること、また子どもが見ても読めるようにと名付けられました。
小さな子どもでも気軽に食べられるよう、一つひとつが食べきりサイズで作られています。また砂糖やバターなどの原材料は体に良い素材が使用されている、こだわりのケーキがショーケースに並びます。
オープン後は、町内を中心に多くの方が訪れています。町内の団体から注文が入ったり、小さな子どもがお小遣いを握りしめて訪れる姿が見られたりすることに、地域に根付いた営業を目指す吉田さんは喜びを感じています。「地域の皆さんに喜んでいただけるケーキ屋を目指したい」と話されました。
営業は不定期。
詳細はインスタグラムで確認できます。
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