■「人生笑いあり ~ケ・セラ・セラ~」
今回の講師は、町内在住で手話指導者の新井素子さん。ご自身の聴覚障がいのこと、25歳で手話に出会ったこと、被差別部落の人との結婚のことなど、人生いろいろなことがあったからこそ「今、幸せに生きている」と笑顔でお話されました。災害時の困りごとや、筆談や身振り手振りなどの手話以外の対話方法についても紹介されたあと、豊かな表情でグー・チョキ・パーの挨拶手話を教えてくださり、みんなで楽しく手話体験をしました。
○参加者の感想より…アンケート回収47名
・(10代)あらいもとこさんの話をきいて、こんなこともあったんだと思いました。久しぶりにあえたので、とてもうれしかったし、たのしかったです。
・(40代)スクーバダイビングのお話がとても印象に残りました。海の中で会話ができないのを想像すると声を発することができない状況がよくわかりました。手話を学ぶ機会をこれからも大切にしたいです。
・(60代)手話は目で見る言語であること、聞こえないことは不便ではないことなど、今の手話をしながらの生活が幸せであることを聞き「ケ・セラ・セラ」の気持ちに共感しました。
・(60代)25歳で手話を知るまで友達が少なかったこと、結婚について部落差別と障害者差別にあったこと、娘さんのことなど、ユーモアを交えて講演していただきました。災害時のこともとても大事なことです!
・(70代)全国30万人、町内13名の聴覚障がい者がいること、はじめて知りました。災害時に聞こえないこと、考えさせられました。
「戸別家庭訪問」とは、南部町家庭教育支援チーム(愛称:スマイルサポートなんぶ)が3回実施している家庭教育支援事業です。担当者(基幹チーム員と訪問支援員)が、小学一年生の全家庭を訪問し、小学校入学に際しての不安や子育てにかかる心配や悩みなどを伺い、保護者とともに少しでも軽減でき解消に向かえるよう努めていくものです。
家庭を取り巻く環境の多様化や、地域のつながりの希薄化などに伴い、子育てについて不安や孤立を感じる家庭も少なくなく、オンラインツールの浸透なども相まって、生活習慣や生活様式も目まぐるしく変化しています。このような中、地域全体で保護者が抱える課題を寄り添いながら家庭教育を支える仕組みづくりは、より一層重要となっており、南部町では令和3年度からこの戸別家庭訪問による家庭教育支援に取り組んでいます。
年間3回(3・5・9月)、平日の夕方に訪問予定です。どうぞよろしくお願いします。
問合せ:教育委員会事務局 人権・社会教育課
【電話】64-3782
<この記事についてアンケートにご協力ください。>