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一都市部企業と地域課題解決型コラボレーションー ローゼルプロジェクト(2)

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鳥取県南部町

■先行試食会
2月5日(水)、chano-ma茶屋町にて「ローゼルプロジェクト」コラボレーションメニュー先行試食会が行われました。関西の新聞社等、6つのメディアに取材していただきました。
試食会では南部町から陶山町長や農業委員会の恩田会長も登壇し、南部町が抱える課題やコラボレーションにかける想いなどを伝えました。

○南部町農業委員会 会長
恩田一秀さん
農業委員会として、何とか農地を守っていかなければならないという思いの中で、試験的にローゼルの栽培を始めました。
栽培方法、栽培面積、販路等に目途がつけば、南部町の新たな特産品になるよう町に提案し、町内で栽培していただける方を増やしていきたいと考えております。ゆくゆくは、有機JAS認証を取得できるようにして、DDグループさんに提供していけるような形でタッグを組んでいきたいと思います。

○南部町農地利用最適化推進委員
松本美樹さん
おもしろい、見たことのない植物を作ってみたいと、様々な野菜や花を育てています。ローゼルを植えてみると、はじめはなかなか大きくならなかったのがある時点から一気に成長しきれいな花を咲かせ、赤い実をつけました。他の果実と違い栽培がとても楽だったことに驚き、またジャムにしてみるととても美味しいものでした。
個人的に楽しんでいたローゼルが商品化につながり、このような機会をいただいたご縁に非常に驚いています。この取り組みに賛同してくださる方が増え、農地が荒れないように使っていただけることを願っています。

○DDグループ グループ営業開発推進室 部長
土屋健さん
1年半程前にワーケーションモニターツアーで南部町を訪れました。はじめに町のことや里山のことについて丁寧に教えていただいて、興味を持つことができました。モニターツアーではありましたが、「一緒に商品開発ができたら」という思いがありました。その後、ローゼルの話をいただいたとき、親しみの無い食材で最初はピンと来ませんでした。けれど耕作放棄地の課題解決につながるというところに意義を感じました。
おいしいのはもちろん、店舗のオペレーションで回せるか、どうやって特徴づけるかなど商品化は難しかったですが、形になったことに達成感があります。これから南部町がもっと多くのローゼルを作り販売できる状態にしてビジネスができたら嬉しいですし、メニューもお客様の反応を見ながら広げていきたいと思います。

○ダイヤモンドダイニング 西日本営業本部事業部料理長
藤村直さん
私自身、同じような課題を抱えた地方の町出身で、南部町を身近に感じていました。
実際に南部町を訪れ、ローゼルを試食したり、果樹園を見学させていただいたりして、里地里山は大切に守って残していかなければいけない資産だと感じました。
ローゼルはそのまま食すのではなく、手を加えて加工する食材です。この形と色味は唯一無二の食材なので、どう生かすかに主題をおきました。いろいろと試行錯誤し、失敗もしましたが、良いものができたと思います。このプロジェクトで、南部町を多くの方に知っていただくきっかけづくりができればと思います。

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