令和4年度は、新型コロナウイルス感染症への対応として、感染拡大防止とワクチン接種の推進に引き続き取り組みながら、市民生活に大きな影響を与えた物価高騰への対策として、国の施策である、子育て世帯や住民税非課税世帯等への給付金のほか、本市独自の施策として、全市民に対する商品券の配布や事業者に対する支援金の給付など、市民生活や地域経済を下支えするさまざまな支援策に時機を逃さず取り組みました。
また、第十次「境港市まちづくり総合プラン」の初年度として、将来都市像である「環日本海オアシス都市~笑顔あふれる日本一住みたいまち境港~」の実現に向け、従来の市民生活に根ざしたサービスを堅持しつつ、「境港市民交流センター」を核とした賑わいの創出やゼロカーボンシティの実現に向けた諸施策に加え、公立保育園のリニューアルや市営住宅の整備、パートナーシップ宣誓制度の導入、子育て家庭への切れ目のない伴走型相談支援の充実にも取り組むなど、着実に諸施策を展開しました。
一般会計は、歳入から歳出を差し引いた額が6億6,758万円の黒字で、そこから翌年度に繰り越すべき財源1億4,707万円を除いた実質的な黒字額が5億2,051万円となりました。
■歳入
◇一般会計歳入の状況
歳入総額は203億5,057万円で、前年度から14億4,998万円(6.7%)の減となりました。
そのうち自主財源は、諸収入や分担金および負担金が減となったものの、繰入金や市税の増などにより、前年度比1,450万円(0.2%)の増となりました。
また依存財源は、県支出金が増となったものの、国庫支出金や市債の減などにより、前年度比14億6,448万円(11.2%)の減となりました。
◇市債残高・基金現在高の推移
※普通会計
※普通会計とは、会計の組み方が自治体ごとに異なるため、統計的に財政比較が可能な仮の会計として用いられるものです。
◇特別会計歳入歳出の状況
■歳出
◇一般会計歳出の状況
歳出総額は196億8,299万円で、前年度から11億8,487万円(5.7%)の減となりました。
主な特徴として、清掃センター解体及びストックヤード整備事業の増などにより衛生費が1億1,521万円(7.7%)の増となりました。
一方で、市民交流センター建設工事費の減などにより教育費が10億9,540万円(30.1%)の減となったほか、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業の減などにより民生費が2億8,435万円(4.3%)の減となっています。
問い合わせ先:財政課 財政係
【電話】47-1012
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