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自治体の皆さまへ

誰もが自分らしくいきいきと暮らせるまちを目指して

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鳥取県境港市

■みんなで拓く人権文化239 7/10~8/9は「部落解放月間」です
~インターネット上の心ない書き込みなど、部落差別(同和問題)は今なお解消していません~
部落差別の根絶を目指し、当事者たちが立ち上がった「全国水平社」が創立されてから、101年目となる令和の時代においても、「部落差別(同和問題)」が存在しています。部落差別(同和問題)の解消は、すべての国民にとって、大切な課題であるといえます。平成28年には、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況が変化していることなどを踏まえ、「部落差別の解消の推進に関する法律」(部落差別解消推進法)が施行されました。
近年、インターネット上で、部落差別(同和問題)に関する差別的な書き込みなど、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、他人を誹謗中傷し、偏見や差別を助長するような情報を発信したりするといった悪質な事案が急増しています。部落差別(同和問題)の解消に向けて、インターネットを利用する際のルールやマナーに関する正しい理解も深めていくことが大切です。
私たち一人ひとりが、部落差別(同和問題)をはじめ、あらゆる差別を解消するための歩みを進めていきましょう。本市においても、市報や人権学習講座など、さまざまな機会をとらえ、啓発に努めます。

■境港ふれあい・ほっとアカデミーinサマー(人権学習講座)
境港市人権教育推進協議会では、部落解放月間に合わせて、人権学習講座(講演会)を開催します。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
日時:7月28日(金)午後7時30分~9時
場所:保健相談センター 講堂
演題:「母から娘へ そして、孫へ ~今、伝えたいこと~」
講師:坂田かおりさん(人権テイク・ルート代表)
入場料:無料(事前申し込み不要)

■7月は、「社会を明るくする運動」強調月間、再犯防止啓発月間です
今年度の「社会を明るくする運動」のテーマは、昨年度のテーマを踏襲して、引き続き『♯生きづらさを生きていく。』となりました。
罪を犯した人を処罰することは必要ですが、刑期を終え、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることも大切なことです。
「生きづらさ」を抱えつつも、私たちみんなが、地域社会に居場所を見つけ出せるよう、一方通行ではない、支え、支え合いによって、人と人とがつながり、再出発を後押しするような社会づくりをめざしましょう。
この運動は、今年度で73回目を迎えます。皆さんのご理解とご協力をお願いします。

■「パートナーシップ宣誓制度」を導入して、はや1年が経ちました!
~「多様な性(LGBTQなど)」について理解を深め、共に差別解消をめざして、支援の輪をひろげましょう~
境港市は、「一人ひとりの人権が尊重されるまちづくり」を推進していくなかで、婚姻の届け出ができないなどの悩みや生きづらさを抱えている性的マイノリティ(性的少数者)の人に寄り添うために、昨年の7月1日、山陰両県で初めて「境港市パートナーシップ宣誓制度」を導入しました。
この制度は、法律上の婚姻とは異なり、法的な権利や義務は発生しませんが、本市がお二人の「パートナーシップ宣誓書」を受け取り、「宣誓書受領証」を交付することにより、お二人の思いを尊重するとともに、婚姻カップルと同様なサービスを受けられる機会が増えるなど、本市として、自分らしくいきいきと暮らしていただくことを応援するものです。
※「パートナーシップ宣誓制度」については、本紙QRコードから、市のホームページをご覧ください。

1.「自分とは関係ない」と思っていませんか?
民間の調査によると日本の性的マイノリティ(性的少数者)の割合は、人口の8.9%というデータが出ています。これは、血液型がAB型の人の割合や左利きの人の割合(いずれも約10%)に近く、身近な存在であると言えます。「男女はこうあるべき」といった考えから、当事者は、自分の性や指向を否定したり、人に相談することができずに悩んだりしています。

2.性別は、「男性」と「女性」の2つだけですか?
「性のあり方」を4つの構成要素で考えてみましょう。
(1)身体の性(生まれた時の性、性器など生物学的な性別)
(2)心の性(性自認、自分自身が意識している性別)
(3)好きになる性(性的指向、恋愛感情などがどの性別に向いているか)
(4)表現する性(性表現、言葉遣いやしぐさ、服装など、一般的な「男らしさ」「女らしさ」で表現される性別)
私たちの「性のあり方」は、これらの構成要素が、複雑に関わり合って、形成されています。「性のあり方」は、その人の生き方であり、個人の尊厳に関する大切なことです。

3.「多様な性(LGBTQなど)」について、学び、理解を深めませんか?
人権政策室では、「多様な性(LGBTQなど)」について理解を深めるためのDVD資料の貸し出しや人権学習出前講座を実施しています。個人や小グループでも承ります。
(詳しくは、人権政策室(【電話】47-1102)へお問い合わせください)

私たちは、「多様な性(LGBTQなど)」に関する差別の解消をめざしています。当事者に限らず、誰もが理解を深め、性的マイノリティ(性的少数者)の人たちと共に、支援の輪をひろげましょう。

多様性を尊重し、差別や偏見のない社会の実現「笑顔あふれる日本一住みたいまち境港」をめざします

問合せ:総合政策課 人権政策室
【電話】47-1102

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