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境港史話『温故知新』(73)

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鳥取県境港市

■弓浜半島の方言について
弓浜半島の方言は「浜弁」と言われ、大きくは内浜・外浜による違い、さらに北弓浜6町村(渡、外江、境、上道、余子、中浜)など、その構成集落の成り立ちから独自の要素による微妙な違いがありました。
一方、弓浜中部は江戸時代に境港方面からの開拓者が砂地沼地を開墾し村を形成した歴史もあり、夜見・大崎以北の地域「浜の目」の方言には共通性もあるようです。
郷土史研究家森納著「弓浜半島と夜見村」の中から、本家の主婦と分家の嫁の会話が掲載された項目「にょばのしゃべくー」の一部を抜粋して方言をご紹介します。
(1)「そげだがん、灘でがいに鰯が寄ってな、あばかん取れたわ。」
(2)「うちのげだが、うっちゃちのおらんまーに…」
(3)「ぼいやこしちょって、まくらかしたしこだがん。」
なお、今回掲載の方言がわからない方は、ぜひお近くの高齢者の方に聞いてみてください。
参考:「弓浜半島と夜見村」 
編集:市史編さん室

◇「浜弁」とその意味 
浜弁  意味や使われ方
「アジャボジャ」判らぬ事をぐずぐず言う
「アダン」驚いた時の言葉
「アバカン」たまらない。素晴らしい
「イナイヤ」帰ろうよ
「カケヤコ」走りやこ、競争
「カンタ」お前
「ガンジョ」よく働くこと
「キシャガワリ」気味が悪い
「コバヤニ」小早く、手回しよく
「ジングルグッテ」苦しんで
「タイギ」嫌なこと、ご苦労さん
「ダッサンセ」出しなさい
「テゴ」手伝い
「ハシマ」間食
「マメ」元気、健康
「マンガワリ」運が悪い
「マイ」うまい
「ヨモッチェ」分家
この他にも色々な方言があるので、境港市史などでご確認ください。

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