境港市史編さん室は10月、市民図書館のサイネージ掲示板で、昭和50年の市報「さかいみなと」に掲載された写真を中心とした画像を放映します。
今回は成人式や正月マラソン大会に始まり、余子のとんどさん、完成したばかりの外江公民館、昭和防波堤、夕顔有線放送施設、みなと祭、白ネギ出荷、イカ釣り船、白鳥などのほか、現在の境港市の街並みにもいたる区画整理や道路工事の様子もお伝えします。当時をご存じの人も、はじめてご覧になる人も、ぜひ市民図書館で49年前の境港市を確かめてください。
また図書館内の「郷土の歴史を知ろう」コーナーでは、昭和50年2月1日に誕生した誠道町の関連書籍を展示します。
誠道町は、もともとは旧海軍航空工廠(こうしょう)があった旧誠道中学校の跡地を中心に開発されました。終戦後、生活難を抱える引揚者や市民に住宅を提供しようとするものでした。昭和37年の市営住宅(夕顔団地)の建設にはじまり、現在までに公営住宅や雇用促進住宅、官舎や教員住宅などとともに、個人住居も建てられました。かつての軍の工場から学びの場へ、そして現在の住宅地へとかわった同町の歴史を、今回展示する本を通じて確かめていただければと思います。
参照:「誠道町のあゆみ」「誠道町30年記念誌」など。
〔市史編さん室〕
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