■私たちのまわりの外国人
令和5年12月末現在、境港市には、592人の外国人が住んでいます。そのうち約半数がベトナム人で、そのほかフィリピン、韓国、インドネシア、カンボジア、中国など合計20カ国・地域の人たちがいます。外国人が日本に住む理由はさまざまで、日本で生まれ育った人もいれば、日本人と結婚した人、会社を経営する人などもいます。その中でも、技能実習や特定技能の資格で働く外国人は全体の6割を超え、市の産業に欠かせない人材です。
市では、日本語教室や交流会を通して、外国人が日本語や日本の文化に触れたり、日本人と交流してお互いを知ったりする機会を作っています。
異なる国や文化の中で育っていれば、常識や「当たり前」が違うこともあります。それによって起こるトラブルもあるかもしれません。日本は言外の意味や状況によってコミュニケーションが成立する社会で、世界でそれが最も顕著に現れる国だそうです。しかし、国によっては伝えるべき情報がすべて言語の中に含まれていることを前提とするところもあります。主語の省略や「察する」「空気を読む」は外国人にとってとても難しいことです。ミスコミュニケーションをなくすためには、違いを認識したうえで、日本人がわかりやすい日本語で話し、背景や理由を確認するなど細やかなコミュニケーションが大切です。
話してみると、簡単な日本語を話せる外国人は案外たくさんいます。まずは話して、気になったことは聞いてみる。それだけで今までと違うことが見えてくるかもしれません。
問合せ:水産商工課 経済交流係
【電話】47-1029
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