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境港史話『温故知新』(80)境港の昔の新聞(4)

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鳥取県境港市

■〜境港商報(さかいこうしょうほう)その3〜
◇大正15年(昭和元年)
(1月2日703号)
・「港名物 五. 大漁旗称揚の巻」
十万円の大漁は大したものであった。貨車も氷も悉(ことごと)く不足。
[「背後地が整備されれば利益は莫大に…」との記述もあります。]
(3月10日709号)
・「聖心幼稚園の園児募集」
定員50名、園児の年齢は五つより学齢まで。保育料は1ヶ月一円五十銭。但し家庭の都合にては免除する…。
[「聖心幼稚園は大正12年に(境町の)幼児教育の元祖として開園された。」と「西小路界隈」(矢倉節子著)にも書かれています。]
(3月26日711号)
・「境小学校卒業証書授与式」
高等科83名(男44女39)尋常科114名(男60女54)
(4月16日713号)
・「裏日本定航路 境港にも寄港するらし」
[昭和初期にかけて国内、大陸・朝鮮半島への定期航路が活発に伸びていきました。]
(4月26日714号)
・「一府五県水産集談会 境町で開催 境小学校講堂 300人もの水産関係者参加」
本邦水産の大勢。帝國と水産業等講演会。
[大正時代から水産振興が境港にて図られていたようです。]
(5月6日715号)
・「蠶業地(さんぎょうち)たる県下 斯業家(しぎょうか)に注意す」
裏日本に面する鳥取県は繭(けん)業地として全国第一位を占め…。米国の人造絹糸の流行旺盛…。繭糸相場…懸念される。
[繭農家へ警告がなされています。数年後、世界的大不況へ]
(6月6日717号)
・「出雲浦舟遊び会」
第二岡田丸で島根半島の絶景を眺望し美保神社に参拝、加賀に寄港し奇岩、潜戸奇勝(くけどきしょう)などを楽しむ。
[周辺の景勝地を船で楽しむことがよく行われていたようです。]
(6月26日718号)
・「境港入荷の鰊〆粕(にしんしめかす)詳報」
[この時代、綿でなく桑畑に使用する肥料だったのでしょう。]
(7月6日719号)
・「下半期の生糸輸出好果楽観」
(7月16日720号)
・「縣立蠶業(さんぎょう)学校弓浜部に設立」
弓浜部関係町村が寄付金を…。
[県西部は養蚕が盛んでした。]
編集:市史編さん室

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