境港市史編さん室は、これまで本欄にて境港市に関わる偉人や文化財のエピソードをお伝えしてきました。今後は、編さん室が取り組んでいる活動についてお伝えしていく予定です。
手始めに、境港市民図書館内の市史編さん室のコーナーを紹介させていただきます。ウッドデッキ側の出入り口近くにある「郷土の歴史を知ろう」という展示台はご存じでしょうか。こちらでは郷土史関連の資料を展示しています。8月は月末まで「はじめて知る郷土」と題して、市内各小学校の社会科の副読本『わたしたちの境港市』を新旧まとめて展示します。
自分が住む土地の形、産業、歴史を一番初めに学んだものの一つとして、この副読本を思い出す人も少なくないでしょう。今回、古くは1961年、最新版は2023年に発行された副読本を用意しました。ご自分が小学生のころに実際に使われたものを再読する、あるいは自分とは違う世代の副読本を開いていただき、本市が歩んだ歴史と時間の流れを感じていただければと思います。なお1961年版は、筆耕による印刷物です。活字の印刷とはちがう風合いを感じていただければと思います。今回、福祉副読本『ふるさと』もあわせて展示します。ぜひご覧ください。
〔市史編さん室〕
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