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『浜の話と港の歴史(6)』

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鳥取県境港市

昭和52年7月30日、先代の境公民館の「お別れパーティー」が開かれました。同公民館の建物は、大正14年に境町役場の新庁舎として建てられたものです。北向きの木造瓦葺2階建てで、当時としては斬新な西洋風の建物でした。庁舎の正面、入口の左右には綱の装飾があったとされます。これは江戸初期から使われていたとされる「境町微章」を模したものということです。1階に事務室、2階には町会議場が置かれていました。
この境町役場の建物は、昭和31年の市制施行により境港市役所の庁舎となりました。その後、昭和36年に市役所の新庁舎が完成すると、境公民館として新しい役目を担うことになりました。2階には県立米子図書館境港分館が開かれ、公民館とともに多くの利用者に親しまれてきましたが、昭和52年に歴史ある建物はその役目を終えて解体されました。
現在の境公民館は昭和53年に新しく建てられたものです。鉄筋コンクリート2階建てで、1階に学習室や事務室など、2階は140人を収容できる集会室などがあります。
今月の市民図書館入口横のサイネージ(デジタル掲示板)では、改築されたばかりの境公民館の様子のほか、外港外江線立体交差事業など昭和53年の懐かしい画像を放映します。ぜひご覧ください。

参考:『境港市史』『境港市三十五周年史』ほか
〔市史編さん室〕

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