■国際交流員の出身地での冬の過ごし方
○中国・琿春市
中国東北部の冬は、肉やアイスなどを屋外に置いておくと冷凍保存できるくらい寒いですが、ほとんどの建物には全館暖房が完備されており、場所によっては半袖で過ごせるくらい暑いです。中国では2022年の北京オリンピックの影響もあり、近年冬のスポーツや観光が人気を集めています。冬になると、中国東北部に住む人の中には、南部にある暖かい海南省で冬を過ごす人もいますが、最近では、南から雪を楽しむためにハルビンに集まる観光客が増えており、中国の冬の風物詩であるハルビンの雪まつりは、かつてないほどの大盛況となっています。
○ベトナム北部
ベトナムと言えば、一年中暑いイメージを持っている方が多いと思いますが、実は、ベトナム北部は日本と同じように四季があります。12月~2月ごろが冬にあたり、気温が10度を下回ったこともあります。そんなときは、小学校や幼稚園は休みとなり、7度以下になると、中学校が休校になります。そうは言っても、寒い日はそれほど多くはなく、ストーブなど家庭での暖房設備は充実しておらず、家の中でもコートを着たまま過ごす人も少なくありません。近年の気候変動の影響か、山岳地帯にあるサパ市では、気温が氷点下に下がり、雪が降る日もあります。ベトナムでは、雪を見る機会がほとんどないため、サパ市は国内外の観光客の間で人気の冬の観光地になりました。
問合せ:水産商工課 経済交流係
【電話】47-1029
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