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3月定例市議会報告(1)

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鳥取県境港市

3月定例市議会が2月24日から3月23日まで開催されました。
はじめに、伊達市長が新年度の市政運営に向けての施政方針を述べた後、令和5年度一般会計予算などが上程され、いずれも原案のとおり可決されました。

■伊達市長の施政方針
今期定例市議会において、令和5年度予算案をはじめとする諸議案をご審議願うにあたり、所信の一端を述べるとともに、主要課題等について基本的な考え方を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の一層のご理解とご協力をお願いするものであります。
さて、昨年を振り返りますと、長引くコロナ禍に物価高騰が重なるなど、厳しい一年でありましたが、国や鳥取県の施策に加え、全市民への応援券の配布や、事業者への支援金の給付など、本市独自の施策も講じながら、時機を逃さず、市民生活や地域経済の下支えを図ってまいりました。
一方、待望の境港市民交流センター「みなとテラス」が開館し、新しくなった市民図書館とともに多くの利用者で賑わっているほか、水産物直売センターのリニューアルや境港水産物地方卸売市場2号上屋の供用開始、ガントリークレーンの増設などにより、港の魅力や機能の向上が図られるとともに、境漁港の水揚げが4年ぶりに10万トンを超えました。また、水木しげるロードの入込客数が3年ぶりに100万人を上回るなど、明るい兆しが見えた一年でありました。
このような状況を踏まえ、令和5年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に対応しながら、本格的な賑わいの回復を図ってまいりたいと考えております。
国際クルーズや米子・ソウル便など、インバウンドの再開が迫っており、令和7年には大阪・関西万博も控えています。
「みなとテラス」や、充実が図られた水産関連施設等をしっかりと活用するとともに、誕生から30周年を迎える水木しげるロードにおいては、水木しげる記念館の再整備を着実に進め、誘客促進を図ってまいります。
また、市民の安心・安全を守るため、一昨年の記録的豪雨を踏まえた排水路整備や雨水管理総合計画の策定などを着実に進めるとともに、子育て環境の整備や健康寿命の延伸に取り組んでまいります。
このほか、デジタルトランスフォーメーションとグリーントランスフォーメーションの取り組みをさらに推進し、市民の利便性向上や業務の効率化を図るとともに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや、海洋プラスチック問題など、海や海辺を守る環境対策を進めてまいります。
そして、本市が有する「3つの港」をはじめ、圏域が有する様々な資源を最大限に活用し、中海・宍道湖・大山圏域が一体的に発展していくよう、圏域の連携をさらに強化してまいります。特に、連携の基盤となる高規格道路網の構築、米子・境港間の高規格道路の早期事業化に向け、圏域一丸となって取り組んでまいります。
本年7月には、私の任期の最終年である4年目がスタートします。
市長就任以来、新型コロナウイルス感染症の影響により、思うように動けないもどかしい状況が続いてまいりましたが、ここにきて大きな転換点を迎えることとなりました。
しっかりとラストスパートをかけ、港町の賑わいを取り戻し、「笑顔あふれる日本一住みたいまち境港」の実現に向け邁進してまいります。
それでは、まちづくり総合プランに掲げる5つの基本目標に沿って、令和5年度の取り組みについて申し上げます。

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