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3月定例市議会報告(4)

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鳥取県境港市

■地域を担う人を育むまちづくり
◆学校教育
教育環境の充実につきましては、児童生徒の自己肯定感の向上や人間関係づくりに努め、楽しく通える魅力ある学校づくりを進めます。また、特別支援コーディネーターを増員し、指導補助員との連携をさらに強化することで、困り感を持った児童生徒の状況に応じた支援・指導体制の充実を図ることとしております。そのほか、小学校トイレを改修するにあたり、洋式化や床のドライ化など、改修内容の比較・検討をするため、基本設計に取り組みます。
新しい時代を生き抜く力を育む学校教育の推進につきましては、デジタル教科書の活用とともに、ICT支援員による教職員のスキルアップにより授業を充実させ、児童生徒の学力向上と情報活用能力の定着に努めてまいります。また、英語教育推進プランに基づき、ALTや外部検定を効果的に活用しながら、子どもたちのコミュニケーション能力の育成を図ります。
ふるさと境港への愛着を育む教育につきましては、地域学校協働活動を通して、地域・学校・家庭が一体となり、社会全体で推進してまいります。
また、部活動の地域移行についても、生徒が将来にわたり、スポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保するため、地域の関係者としっかりと連携しながら、拡充してまいります。
これら教育施策を通し、「一人一人を大切にした質の高い教育の実現」を目指してまいります。

◆社会教育
境港市民交流センター「みなとテラス」につきましては、開館以来、多くの来館者で賑わっており、市民の皆様にとって気軽に利用でき、安心して繰り返し訪れたくなる施設となっていることを実感しております。
今後も、市民の皆様とともに、この賑わいを継続・定着させ、「みんなが集まる広場」となるよう取り組んでまいります。
文化ホールについては、ホール天井の耐震強化、老朽化が著しい回廊の撤去、施設前の広場整備等の改修を行うこととしております。
また、体育施設については、市民体育館アリーナの天窓改修や第2市民体育館のトイレ改修・市民テニス場のトイレ整備について、基本設計を行うこととしております。

■自然と共に安全で住みよいまちづくり
◆環境対策
本市では、豊かな自然を守り、次世代へ引き継いでいくため、昨年3月、「境港市環境基本計画」を策定し、市民・事業者・行政が一丸となり、脱炭素社会の実現をはじめとする環境対策に取り組んでいるところであります。
脱炭素社会の実現につきましては、昨年6月、国から「脱炭素先行地域」の選定を受け、2030年度までに公共施設等の電力消費に伴う二酸化炭素の排出・実質ゼロに向け、取り組みを進めております。本年度は、公共施設等の電力の見える化に着手したところであり、令和5年度は、給食センターに太陽光発電設備を設置するほか、耕作放棄地における太陽光発電事業の実現に向け、設置場所や工事費などの詳細な検討を行うこととしています。
また、三方が海に開かれた本市の特性を生かす取り組みとして、海草・海藻などにより二酸化炭素を海底に固定する「ブルーカーボン」の調査研究に着手するとともに、「境港市温室効果ガス排出削減実行計画(区域施策編)」を策定し、市内全域の温室効果ガスの排出削減を推進することとしております。
海や海辺の環境を守る取り組みにつきましては、海岸漂着ごみの回収や、ネットフェンスによる川ごみの回収、啓発に引き続き取り組んでまいります。
また、本市の提案で中海・宍道湖・大山圏域市長会において、水中ドローンを使った啓発事業を実施する予定であり、海洋ごみの状況を見ていただき、「ポイ捨て」をしない、海は大事にしなければならないということを、子どもたちをはじめ市民の皆様に対して、これまで以上に、より積極的な啓発に努めてまいります。
本年度改定する「境港市一般廃棄物処理基本計画」につきましては、令和14年度に予定されている、鳥取県西部広域行政管理組合における、ごみ処理の広域化を見据え、ごみの減量化目標と目標達成に向けた施策を掲げております。令和5年度は、コンポストを使った生ごみ処理の方法等について説明会を開催するなど、さらなるごみの減量化に取り組んでまいります。
また、本年度着工した清掃センター工場棟の解体工事については、令和6年3月の完了に向け進めていますが、ごみの受け入れ等については、今までどおり業務を継続することとしております。

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