■平和を願って
「人権って何ですか」と問われたら皆さんはなんと答えられますか?人を大切にすることかなあ。思いやりをもって人に接することかなあ。いろいろ考えられると思いますが、研修会の折には、人権とは「私たち一人ひとりが安心して幸福を追求する権利ですよ。人が幸せに生きるためのいろいろな権利がみんなに保障されています。私たちがお互いに理解し合い、人として権利と尊厳を尊重し、思いやりを持ち支え合って多様な人たちと共生していくことによってはじめて人権が尊重される社会(地域)が実現されるのですよ。」とお伝えしています。
言うは易しですが、現実はどうでしょう。明らかに人権が保障されていない事象が毎日のように報道されています。耳を疑うような、目を覆うような悲惨な出来事が現実に起きています。ロシアのウクライナ侵攻やイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘でも明らかなように、戦争や紛争によって多くの人の尊い命が一瞬にして奪われています。本当にこんなことが続いていいのでしょうか。いつまで続くのでしょうか。はたして平和で穏やかな日常はもどってくるのでしょうか。人権教育講演会でお話していただいたチェブラコワ・イリーナさんの言葉を思い出します。「どの人の人生も尊く。戦争はダメです!」戦争は最大の人権侵害であるといわれます。令和6年、新しい年(辰年)を迎えました。平和を願う思いがひとつになれば必ずやその成果は実を結ぶことでしょう。
問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302
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