■人生100年時代
今年度も何度か地域での人権学習会に参加しました。参加された方の多くは60代から70代の方々が中心でしたので、研修会の内容は高齢者の人権問題が中心でした。全国的な少子高齢化による人口減少は重要課題の一つであり、超高齢化社会をお年寄りの皆さんが生き生きと暮らせる地域をめざすために参加者の皆さんと一緒に考えていきたいことを中心にお話をさせていただきました。
『人生100年時代』という言葉を最近よく耳にしますが、皆さんはこれを聞いてどう思われますか?沈んだ気持ちになりますか?それとも前向きな気持ちになりますか?」と参加された皆さんに問うてみました。どの地域でも半分以上の方は沈んだ気持ちになる方に手を挙げられました。年齢を重ねていくことに負の気持ち(前みたいにいろいろなことができんようになってきた。年をとってみんなに迷惑をかけている等など…。)がどんどん大きく膨らんでいくのでしょうか。
日本は世界一の長寿国です。しかし、年を重ねていくとどうしてもいろいろなことに対して弱気になり、日日の生活の中で生きづらさを感じることが増えていくようです。たとえそうであっても、誰もが毎日元気に楽しく生活することを望んでいます。みなさんがちょっとだけ周りに目を向けて「どうしたの?大丈夫?何か困っている事ありませんか?一緒に考えましょう…。」などの言葉かけを心がけてみませんか。高齢者の人権はもちろん、すべての人の人権が尊重され人権が保障される地域であってほしいものです。地域の力が求められています。
問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302
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