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人権学習

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鳥取県岩美町

■津波てんでんこ!
「婆さん、津波が来るかもしれんぞ。今から避難するで。」今回、我が家は躊躇なく避難行動を起こしました。2024年の幕開け早々、能登半島全体を襲った大地震と津波。誰が予想したでしょうか。夕方、リビングで転寝をしていたその時です。テレビから聞こえてくるアナウンサーの鬼気迫る声に目が覚めました。地震に伴う津波予想のニュースには岩美町の文字が映し出され、ただならぬ不安を覚えました。
岩手県には「津波てんでんこ」という言い習わしがあります。様々な災害に備えて公助、共助の取組はもちろん重要ですが、何より「自分の命はまず自分が守る(自助)」という強い思いがすべての人に求められています。家族や友達など大切な人のことを心配するものですが、みんなが「てんでんこ」になりながらも確実に安全な場所に避難するという教えです。
記憶に新しい、東日本大震災。多くの人が尊い命を落とす中、巨大地震発生時に釜石市内の学校にいた多くの生徒教職員は無事に避難することができました。「津波てんでんこ」の教えが生かされた事例でもあります。「災害は忘れたころにやってくる」とよく言われます。「自分は大丈夫だろう」ではなく、「避難しよう」と行動に移せるよう備えておきたいものです。

問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302

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