■血圧について
岩美病院内科外来
今年7月に内科受付横の血圧計を別機種に交換し、より正確に測ることができるようになりました。交換前は「自宅で測るより高い」「普段はこんなに高くない」とのお声をよくいただいていました。日ごろ皆様がご自宅で血圧を測定し、自己管理していらっしゃるのだと、健康管理に対する意識の高さを感じます。
血圧は日常のちょっとしたことで上昇します。病院で測ると高めに出ます。高血圧の基準値(日本高血圧学会)が、病院では上(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下(拡張期血圧)が90mmHg以上、家庭では上が135mmHg以上または下が85mmHg以上となっているのはそのためです。
高血圧は自覚症状に乏しいことから、毎日の血圧測定での早期発見が有効です。血圧が高めといわれたら、ご自宅で血圧を正しく測り、普段の血圧を担当医師に伝えましょう。
毎日の血圧を記録する[血圧手帳]は、当院の内科外来や薬局でお配りしていますので、使ってみたいと思われた方や使い切ってしまった方はぜひスタッフにお声がけください。
◆血圧を測るときのポイント
*少なくとも朝と夜、1日2回は測定し記録する
*快適な温度の静かな環境で測定する
*カフ(腕帯)の位置はなるべく心臓と同じ高さに合わせる
*測定中は、話したり動いたりしない
*足は組まずにゆったりと座り、1~2分安静を保ってから測定する
*飲食や飲酒・喫煙の直後は測定を避ける手首で測る血圧計もありますが、腕にカフ(腕帯)を巻き付けるタイプのほうがより正確に測定できます。
高血圧を放っておくと、血管への負担がかかり、脳卒中や心臓病を発症するリスクが高まります。脳卒中や心臓病は50代以降に発症することが多いですが、早い方では30代でも発症することがあります。
高血圧の治療だけでなく予防においても、生活習慣の改善は大切です。食事は食塩の量を制限しましょう。また、カリウムには体内の余分な塩分(ナトリウム)の排出を促す働きがあるため、カリウムの摂取は高血圧の予防に役立ちます。カリウムを摂取するために野菜や果物を積極的に摂りましょう。また、有酸素運動が血圧を下げる効果があることが知られており、毎日30分以上行うことがおすすめです。
■すこやかセンターまつり
10月6日(日)9:00~12:30
楽しい・おいしい・体に嬉しいイベントがたくさん!
詳細は今月号折り込みチラシ・ホームページをご覧ください。
■休診のお知らせ
眼科 9月19日(木)
問い合せ:岩美病院事務局
【電話】73-1421
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