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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(2)

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鳥取県岩美町

■観光振興について
昨年は、ユネスコ世界ジオパークネットワークの再認定審査が実施され、無事再認定を受けることができました。引き続き、山陰海岸ジオパーク推進協議会をはじめとする関係機関と連携しながら、ジオパークのPRや広域的な周遊ルートの造成などの利活用に取り組みます。
4月13日から大阪・関西万博が開催されます。鳥取県においては、県全体を万博のサテライト会場に見立て、「とっとリアル・パビリオン」として自然・食・アニメ・体験など様々な魅力を発信して誘客を図ることとしています。この万博を契機に、インバウンド(外国人旅行客)の増加が見込まれますので、岩美町観光協会や麒麟のまち圏域の自治体などと連携し、誘客促進イベントの開催や受入体制の整備を進めるとともに、SNSなどによる効果的な情報発信に取り組みます。
また、5月25日には、町内初となるアニメ「Free!」公式声優イベントがアニメ制作会社により計画されており、多くのファンの来町が期待されます。町としても、アニメ「Free!」とコラボしたラッピングバスの運行やスタンプラリーを開催するなど、町民の皆様と一緒に「おもてなし」をしたいと考えています。

■高齢者等の見守りと介護予防について
近年、人と人との繋がりが薄れ、見守りや助け合いといった基本的な集落機能の低下が危惧されます。地域における見守りを補うため、民間の「高齢者等見守りサービス」の利用支援などを検討し、孤立のないまちを目指します。
また、昨年、すこやかセンターまつりにおいて、高齢者と中学生がeスポーツを一緒に楽しみました。引き続き、eスポーツ等を通じた世代間交流を企画し、介護予防やフレイル予防に取り組みます。

■公共交通政策について
公共交通は、利用者の減少やドライバー不足などにより、全国的に運行形態や運行規模の見直しが進められています。本町では、町営バスを1乗車100円とする運賃改定やデマンド運行の一部導入、ダイヤ改正、バス停の増設等の見直しとともに、運賃負担の公平性を目的として、民間路線バスの利用に対する補助制度を創設し、多くの方にご利用いただいています。これらの取組の効果を検証し、地域の特性や状況に沿った持続可能な公共交通体系の構築を目指し、更なる見直しを進めます。
町民の皆様も公共交通の積極的な利用をお願いします。

■岩美病院について
岩美病院は、町内唯一の入院機能を備えた医療機関として、保健・介護・福祉と連携した「地域包括ケアシステム」の中心的役割を果たし、町民の健康を支えていくことが責務であると考えます。医療ニーズへの対応として、2月から整形外科の常勤医師を1名増やし診療体制を強化するとともに、引き続き、内科医師の確保に努めます。
また、昨年3月に策定しました「経営強化プラン」に基づき、取組の進捗状況の点検・評価・見直しを行いながら、運営の効率化と健全経営に努めます。
今後も町民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らしていける町づくりに貢献していきます。

■水道・道路事業について
近年、頻発する地震・豪雨などの自然災害時に長期の断水が発生するなど、生活に直結する被害が発生しています。
本町では、災害時の被害を最小限に抑えるため、年次的に水道施設の耐震化を進めており、昨年、陸上浄水場の更新を完了し、本年は、池谷浄水場の更新工事を予定しております。引き続き、安定した水道供給の基盤整備を進めます。
また、災害時の対策として災害時協力井戸制度の取組も進めていますので、登録へのご協力をお願いします。
道路につきましては、田後地区(才谷)の県道網代港岩美停車場線は、道路幅員が狭く自動車のすれ違いが困難な状況が長年続いています。現在、新設工事中の橋梁は令和7年中に完成予定であり、交通の難所が一つ解消されることとなります。
また、町道についても順次、改良等を行い、引き続き、安全安心な道路環境の整備を進めます。
結びにあたり、町民の皆様のより一層のお力添えをいただきますようお願いするとともに、皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げて、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。

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