くらしに役立つ情報や最新の消費生活トラブルをお伝えします。
知っておくと適切な対応ができます。
~強引な勧誘やキャンセル妨害も~
■中古自動車の売却トラブルに注意!
新車販売台数の減少と中古車買い取りの強化などにより、中古車の売却による相談が増えています。トラブルの相談では、「契約・解約」に関するものが全体の87%を占めています。事業者が強引に勧誘し消費者に考える時間を十分に与えずに契約を迫ったり、契約後も高額なキャンセル料を請求されたなどの相談が多く寄せられています。
○事例
インターネットの一括査定サイトで中古車の査定を依頼したところ、5社から連絡があり、その中の1社が自宅へ査定に来た。「ドアに修理歴がある。事故車なので15万円だが、今日すぐに引き渡せば25万円で買い取る」と、強引に契約させられ、車を持って行かれた。30分後に「他社と比較したいので車を戻してほしい」と伝えたが「今さら返せない。他社にはこちらから連絡する」と言われ、車を返してもらえない。解約して車を取り戻したい。
(70歳代男性)
○アドバイス
・車の売却は、クーリング・オフの対象外です。査定の場で「今日なら高く買い取る」などと急かされても、一度冷静に考えましょう。
・複数の事業者からの査定額をしっかり比較検討することが大切です。強引に売却を迫る事業者には「今回は査定をお願いしただけで、今は売らない」「他店の査定額と比べる」などと伝え、きっぱりと断りましょう。
・契約後は、原則として契約書の内容に従うことになります。契約前に契約書をよく確認しましょう。特にキャンセル料の金額や発生時期の確認は重要です。
・困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等(消費者ホットライン【電話】188)、もしくは、車買い取りの事業者団体である(一社)日本自動車購入協会(JPUC)の消費者相談窓口(【電話】0120-93-4595)にご相談ください。
国民生活センター「見守り新鮮情報」より
●第3火曜日は消費生活相談員による相談と出前講座の日です。お気軽にご利用ください。
問合せ:
・日吉津村役場住民課【電話】27-5951 (平日8:30~17:15)
・鳥取県消費生活センター【電話】188(ナビダイヤル)または、【電話】34-2648
(土日(年末年始・祝日除く) 8:30~17:00)
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