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学校教育だより ~人を愛する豊かな心を育てよう~

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鳥取県日吉津村

日吉津村教育委員会 第57号(2023年12月)

■日吉津村児童の学力・学習状況の現状
本年4月18日に6年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の結果を分析し、全国の結果と合わせ本村の状況をお知らせします。
本調査で測定できることは学力の一部であり、競争をあおるものではありませんが、調査結果の分析を基に、学力の定着に向けた学校・家庭・地域の連携がいっそう促進されるよう取り組みます。

○教科に関する調査結果(令和5年度は2教科での実施)
[国語]
平均正答率(%)

国語の結果は全国平均を上回り、全14問中12問で正答率が全国平均とほぼ同じか上回りました。内容別にみると、「知識及び技能」は、情報の扱い方に関する事項で全国平均を上回りましたが、言葉の特徴や使い方に関する事項に課題が見られます。既習の漢字や言葉を復習し、定着につなげる必要があります。「思考力・判断力・表現力等」では、全ての内容が全国平均を上回っています。特に、「話すこと・聞くこと」のポイントが高く、目的や意図に応じて話の内容を捉え、話し手の考えと比較しながら自分の考えをまとめる力が育っていると考えられます。

[算数]
平均正答率(%)

算数の結果は全国平均とほぼ同じでした。領域別に見ると「数と計算」「データの活用」がほぼ全国平均並みで、「図形」「変化と関係」が全国平均をやや下回りました。
特に正答率が全国平均を大きく上回った問題に着目すると、加法と乗法の混合した計算をしたり、計算の決まりを活用したりして問題を解く練習を繰り返し積んできた成果が表れていると考えられます。しかし、図形や割合の問題に課題が見られ、これらの意味について繰り返し学習していく必要があります。

○生活習慣や学習状況に関する調査結果(一部抜粋)
肯定的回答率(%)

グラフに示されているように、児童が地域の中で安心して過ごしている実態があります。その中で児童は日吉津村に愛着を持ち地域のよさを感じ取りながらのびのびと生活していると考えられます。


一方で、多様な他者の意見を受け入れて話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることを課題と感じていると考えられます。また、課題の解決に向けて自分で考え、自分で計画を立てて勉強することに苦手意識を持っていると考えられます。

○まとめ
今後も基礎・基本の確実な定着を図るとともに、多様な意見を比較しながら聞き、自らの考えを広め、深めていけるような授業方略を検討していきます。また、自分に適した学習計画が立てられるよう個々に応じた指導をし、やりとげたという自信をつけていけるよう努めます。地域や家庭での励ましは子どもの意欲の源です。引き続き、御協力よろしくお願いいたします。

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