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知っておくと適切な対応ができます。
賃貸契約 ~契約時・入居中・退居時のポイント~
■賃貸契約は入居前の念入りチェックでトラブル防止!
この時期、賃貸アパートの退去時に、多額の修繕費を請求されたなど、原状回復費用をめぐる相談が多く寄せられます。退去する日に備えて、入居前から契約内容をよく理解することが大事です。
検索 国土交通省
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
○事例
賃貸アパートを退去後、家主からハウスクリーニング費用等として、17万円の原状回復費用を請求された。契約書には原状回復に関する特約もなかった。普通に掃除はしており、タバコは吸わず、ペットも飼っていない。クロスの傷は家具を置いた際についたもので、高額な請求に納得できない。
(当事者:20代女性)
○アドバイス
〔契約時〕契約書類の記載内容や賃貸物件の現状をよく確認しましょう
契約前に書類の内容をよく確認しましょう。特に、禁止事項、修繕に関する事項、退去する際の費用負担に関する事項や、特約について必ず確認しておきましょう。
入居前からあった傷や汚れ等の写真を撮っておくと、退去時のトラブル防止につながります。
〔入居中〕入居中のトラブルは貸主側にすぐ相談しましょう
入居中に、雨漏りやトイレの水漏れ等のトラブルが発生したら、自分の判断で対応せず、すぐに貸主側に連絡し、どうすればよいか相談しましょう。
〔退去時〕精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう
賃貸物件を退去するとき、納得できない費用を請求された場合には、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主側に説明を求め、費用負担について話し合いましょう。賃貸物件の退去時は、入居時と同様に、できる限り貸主側と一緒に現状を確認し、メモを残す、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮るなど、証拠となる記録を残しておくことが大切です。
●第3火曜日は消費生活相談員による相談と出前講座の日です。お気軽にご利用ください。
問合せ:
・日吉津村役場住民課【電話】27-5951 (平日8:30~17:15)
・鳥取県消費生活センター【電話】188(ナビダイヤル)または、【電話】34-2648
(土日(年末年始・祝日除く) 8:30~17:00)
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