全国では年間2万人を超える人の命が自死によって失われています。鳥取県の傾向として、中高年男性の割合が最も多く、女性や若者の自死者はやや増加傾向にあります。
令和5年度の自死死亡率は鳥取県が全国で最少となりましたが、依然として年間70人以上の方が自死に追い込まれています。悩んでいる時は1人で抱え込まず、誰かに相談をしてみましょう。
また、学校・職場・地域など、身近にいる人のこころのサインに気づいたら、勇気を出して声をかけてみてください。「話を聞く」「必要に応じて相談先につなぐ」「温かく見守る」ことで、悩んでいる人の大きな心の支えになり、自死予防につながります。
■こころとからだのサインを見逃さないで
・なんとなくだるい、よく眠れていない、食欲がない、体調不良が続いている
・集中力がなくなる、表情が暗くぼんやりしている、意欲や興味がなくなる
・遅刻や欠勤が続く、周りの人との交流を避ける、お酒の量が増える など
これらの症状はうつ病の前触れの場合があります。2週間以上続く場合は、相談や病院受診をしてみましょう。また、周りの方のこのような様子に気づいたら、声をかけてみてください。
■ひとりで悩んでいませんか? ~相談してみましょう~
自死は健康問題や人間関係、経済問題など、いくつかの問題が複雑に関係しています。
様々な悩みが重なり、ひとりで悩んで追い詰められることのないよう、まずは相談してみましょう。
問合せ:福祉保健課
【電話】27-5952
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