10月27日(金)、智頭小学校3年生の児童43人を対象に、クマ学習会を開催しました。
講師には、(株)野生動物保護管理事務所(WMO)の職員(2人)を招聘し、約40分お話しいただきました。
スライドを使用した学習会で、ツキノワグマの生態や、万が一ツキノワグマに出合ってしまった時の対処法などを学びました。そのほかにも、ツキノワグマの毛皮や頭蓋骨の標本を見たり、触れたりする機会もあり、子どもたちは興味津々で、講師に対して質問や感想も活発に行っていました。
今年は全国的にクマの出没が相次いで発生していることもあり、本学習会に参加した教員からは「子どもたちを少しでもクマから守るために、こういった学習会を毎年行ってほしい」との要望もいただきました。
本町は、毎年智頭小学校新一年生に「クマ鈴」を配布しており、この学習会により、クマ鈴を配布する意義などを理解してくれたと思います。今後も引き続き、クマ対策に関する取組みを続けていきます。
▽クマ学習会の内容概略
・基本的にクマは臆病な生き物なので、人の気配を察知した時はクマの方から去って行くことが多い。クマの生息域に入る時は、クマ鈴やラジオなどを活用しまずは出合わないようにすること。
・万が一出合ってしまった場合は、慌てず、騒がす、クマの動きを監視しながら後ずさりしてその場から立ち去ること。
※ただし、クマの動きは予見が難しいことから、これらはあくまでも生存率を高める行動です。
・人にとっては食べられないものでも、クマにとっては餌となることがあるため、放置している果樹を撤去する、野菜クズなどを畑などに捨てないようにすることが大切。
問合せ先:役場山村再生課
【電話】75-3117
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