■胃カメラ検査をうまく受けていただくためのちょっとしたコツ
智頭病院内視鏡室 スタッフ
胃カメラ検査は、一般的に苦痛を伴うと言われています。「これが一番いや」「できることなら受けたくない」といった声をよく耳にします。
智頭病院の内視鏡室では、一日に10件程度の胃カメラ検査を実施しています。患者様が安心・安全に、そしてできるだけ苦痛を少なく検査をうけていただけるようケアに取り組んでいます。
通常の検査では、「喉→食道→十二指腸→胃→スコープを抜きながらもう一度、食道」の順に確認し、癌またはその原因となる病気を見つけます。検査中は患者さんの緊張をほぐすため、医師が声かけをしたり、看護師が背中をさすったりします。慌てず落ち着いて検査を受けましょう。
検査中、胃カメラを上手に飲むコツは5つあります。できることだけやってみましょう。
(1)麻酔のゼリーを喉の奥に収める
麻酔のゼリーは口の中にただ溜めるのではなく、喉の奥の方にしっかり収めることで効果を発揮してくれます。
(2)リラックスする。首と肩の力をぬく。
検査台に乗ったら、リラックスして特に首、肩の力を抜きましょう。力を抜いてリラックスすることで胃カメラがスムーズに入るようになります。
(3)呼吸はゆっくりと…
検査中は深呼吸が大事です。口でも鼻でもご自身が呼吸しやすい方法で構いません。とにかくゆっくり大きく呼吸してください。
(4)検査中、唾液は飲みこまない
唾液は飲みこまないで、ダラダラと口の外に出してください。飲み込むとむせてしまいます。
(5)検査中目を閉じない
目を閉じてしまうと意識がどうしても喉に集中してしまいオエッとなりやすくなってしまいます。遠くをみつめる感じでいてください。
これらのコツについては、その都度声掛けさせていただきますので、覚えていなくても大丈夫です。また、検査の前処置室にもコツを掲示しています。
症状がないうちに検査を受けることが発病の予防につながります。年に一回は、検査を受けていただくようお願いします。
胃カメラ検査について、不明な点、要望がありましたら、気軽にスタッフに相談ください。
問合せ先:国民健康保険智頭病院
【電話】75-3211
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