新年のご挨拶

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智頭病院　院長　足立誠司

町民の皆さんのご健康とご多幸を祈念して、新年のご挨拶を申し上げます。
コロナの影響が少なくなり、昨年10月、智頭町の保健・福祉・医療関係者が共同して行う年1回のお祭り「ほのぼのフェスタ」を3年ぶりに開催しました。多くの町民の皆さんに参加いただき、大盛況となりましたことを改めまして感謝申し上げます。その際、講演「人生100年時代を生きる」のテーマで、お話しをさせていただきました。外来や訪問先で出会う人から「お世辞」もあったのでしょうが、好評を頂き嬉しく思いました。人生100年時代は、現在の高齢者の問題だけでなく、実は若い世代にとても重要なテーマとなります。2007年生まれ(日本人16歳の場合)の半数が107歳まで生きることが予測されています。ひと昔前は人生50年と言われ、親の背中を見ながら自分の生き方が想像できましが、人生100年時代は、過去の経験はあまり通用しないと考えられています。若い時期から自分の生き方を見つめ、学業を終えた20歳代からさらに約80年間をどのように生き、最期はどのようにあの世に向かっていくのかを自分なりに試行錯誤しながら歩んでいくことが必要となります。
皆さんには、新年を迎え、おせち料理、お餅を食べるだけでなく、自分の人生観、死生観を見つめ、「今後の人生にどのように反映させるか考えておくことも忘れないでいてほしい!」と願っています。

謹賀新年
今年も智頭病院をよろしくお願いします。

問合せ先：国民健康保険智頭病院
【電話】75-3211