フレイル予防に…おうちで簡単体操!

7／20

健康と要介護状態の中間を「フレイル」と言います。フレイルの時点で適切な対策をすることで、より健康な状態に近づくことが期待できます。

■智頭町のフレイルの現状
概ね75歳以上の方の健康状態、特にフレイルの状態を総合的に把握する指標として「後期高齢者の質問票」があります。後期高齢者健診の時には必ず実施しています。令和5年度は、健診以外に、地域の健康教育等でも協力いただきました。
まだ年度途中ではありますが、令和5年度の現状と予防策を紹介します。

■ここに注目!(1)…以前に比べて歩く速度が遅くなっている人が多い
回答者の62.6%の人が以前に比べて歩く速度が遅くなっていると感じていました。また、回答者の21.3%が、この1年間に転んだことがあると答えていました。家でできる簡単な運動で、バランス能力や筋力をアップし、転倒予防につなげましょう。

▽片足立ち
・姿勢はまっすぐ
・必ずつかまるものがある場所で
・床につかない程度に足を上げる

▽スクワット
・おしりを後ろに引くように膝を曲げ、ゆっくりもとに戻す
・膝はつま先より前に出ない

■ここに注目!(2)…固い物が食べづらい人、お茶や汁物でむせる人がいる
回答者の25.7%が、半年前に比べて固い物が食べづらいと感じていました。また、回答者の17.5%が、お茶や汁物等でむせると答えていました。
何でもかめることは、必要な栄養を摂取する上でとても重要です。また、飲み込む力が低下してくると、水分を飲み込むときにむせることが多くなります。このまま放置すると誤嚥性肺炎の原因になります。
心当たりのある人は、放置せず、歯科医院で診察や必要な治療を受けましょう。また、お口をしっかり動かす運動を習慣にしましょう。

▽うーいー体操
・口をすぼめて「うー」、口を横に引っ張って「いー」と言う

▽口すぼめ呼吸
・頬を膨らませたりすぼめたりを繰り返す

問合せ先：保健センター福祉課　保健師
【電話】75-4101