監修:江府町立図書館館長 宇田川 恵理
こんにちは!江府町立図書館の宇田川です。江府町立図書館の本棚にある、ちょっと気になる「こんな本」を、紹介していきたいと思います!
■『ロッタちゃんとクリスマスツリー』
アストリッド・リンドグレーン作(偕成社)
著者のアストリッド・リンドグレーンは、「長くつ下のピッピシリーズ」など、多くの作品が世界中で愛されている、児童文学作家です。
主人公は、「なんだってできるんだから」が口ぐせの、5歳の女の子ロッタちゃん。近所のおばさんに届けるはずのパンとお気に入りのぬいぐるみバムセを、間違えて捨ててしまい、ゴミ収集車に持っていかれそうになります。大あわてでゴミ収集車を追いかけるロッタちゃん。その頑張りっぷりがなんともかわいく、一緒にはらはらどきどきしてしまいます。
さて、一方ロッタちゃんの家では、さらに大変な出来事が。クリスマスイブの前の日だというのに、もみの木が手に入らないというのです。ツリーのないクリスマスなんてと、ロッタちゃんのお父さん、お母さん、お兄ちゃんお姉ちゃんは、すっかり気落ちしてしまいます。しかし、ここでもロッタちゃんが大活躍、素敵な奇跡を起こします。さて、ロッタちゃんは、どうやってもみの木を手に入れたのでしょうか。ぜひ、読んでみてください!
絵本ですが、文字が小さく、やや文章も長いので、大人の方がお子さんに読み聞かせしていただいて、一緒に笑顔になっていただけたらなと思う1冊です。
◎クリスマスに起こる奇跡とは!
宇田川館長
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