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【ほけレポ】保健レポートvol.37 ~”まめ”にいかいや!江府町~

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鳥取県江府町

・まめ=元気という意味。
・保健師、管理栄養士、健康運動指導士が毎月、いのちと健康を守るための情報をお届けします。

今月の「ほけレポ」のテーマは、『熱中症』です。
鳥取県では、5〜9月の5か月間を、『熱中症注意月間』としており、県民への注意を呼びかけています。
まだ夏前なのにもう熱中症の話をするの?と思われるかもしれませんが、これから梅雨が明けると本格的に夏が始まります。
今の時期から熱中症について知り、予防しましょう。

■そもそも熱中症とは?
そもそも熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のことを言います(厚生労働省ホームページより)。

■室内でも要注意!熱中症の起こる状況とは?
◎令和4年度の鳥取県の熱中症による要因別搬送者数の統計

※鳥取県健康政策課資料より作成

令和4年度の鳥取県の熱中症による要因別搬送者数の統計では、高齢者(65歳以上)では住居からの搬送が最も多く、農作業や外出の場面での搬送も多くなっています。
そして、子どもや成人では、仕事・作業中での搬送が最も多く、次いで運動や外出の場面での搬送が多いです。
江府町ではどういう時に熱中症になる人が多いのか江尾診療所長の武地先生にお話を伺いました。

「夏バテ等で食欲が落ちてしまい、食事から摂る水分が減ることで気づかないうちにゆっくりと脱水を起こす方が多いです。江府町ではそういった方がぐんと気温が上がった日に農作業を頑張りすぎた結果、熱中症で搬送されるといった場合が多いです。」

■熱中症を予防するためにはどうしたらいいか?
「朝起きたとき、農作業中など、のどが渇く前に水分をこまめに摂りましょう。また、体温を調節するために、風通しの良い服装にしたり、エアコンや扇風機を活用して、室内の温度・湿度を調節したりしましょう。防災無線で熱中症警報の情報が流れている日は特に要注意です。予防に気を配っていただくことはもちろんですが、「食事がおいしく感じない」「体がだるい」「ぼーっとする」などのいつもと変わったことがあれば、かかりつけの医療機関を受診しましょう。」

暑さが本格化するこの時期は、まだ体が暑さになれていないため、熱中症になりやすい時期です。こまめに休憩をして水分を摂るなど、身体をいたわりながら、日々を過ごしましょう。

お問い合わせ・ご相談:江府町総合福祉健康センター
【電話】0859-725-6111

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